目的としては会の名前のとおり、「明日からの臨床に役に立つ」ことを意識した勉強会です。PT・OT・ST関係なく経験年数が中堅レベルで、実力のある方を講師としてお招きして勉強会を進めていきます。基礎講義を行った後、臨床で役に立つような講義・実技を行っていく予定です。
情報源: 明日から臨床で使える勉強会 ASRIN
埼玉県を中心に、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などのリハビリテーションに従事する方や、柔道整復師、鍼灸師など患者様やクライアントに対して施術を行う人を対象としたセミナー活動です。
情報源: 埼玉臨床研究会 – saitamarinsyou ページ!
上記に紹介したように、最近では多くの団体様より講演依頼をいただくようになりました。本当にありがたいことです。外部団体で講演するときは、リアル臨床2016でも最優秀賞の評価をいただいた、『姿勢と足部との関係性』をテーマにすることが多いのですが、今回のブログでは少し講演の中身を紹介したいと思います。
僕の講演の流れは、上記のような3STEPの形をとっています。
まずは骨盤と足部の関係性を明らかにした上で、そこから考えられる姿勢制御パターンを推測し、治療展開に繋げています。
僕は足部と骨盤の間には上記スライドにあげたような関係性があると考えています。
距骨下関節、横足根関節、1列&5列を全て徒手的に評価した上で対象者の個別性を把握し、姿勢制御パターンを推測します。姿勢制御パターンは下肢だけでなく、上行性に胸郭や肩甲帯、上肢などにも影響を及ぼし、対象者の動作特性を理解するのにも役立ちます。
このように対象者の動作特性を姿勢から把握できると症状に応じたアプローチの選択することができるので、治療介入の引き出しが大きく増えます。また、姿勢から問題点を推測することができるので、治療時間の短縮にも繋げることができます。
上記に挙げた写真をご覧ください。足部への介入前後での姿勢変化を示しています。
Beforeの写真ではいわゆる『Sway Back』のような姿勢を呈し、下位腰椎にストレスが加わりやすい状態となっています。
一方、After写真では『Sway Back』が修正され、良いアライメントを維持することができています。
このように姿勢が変化すると姿勢制御能力も改善し、歩行などの動作にも良い影響を与えます。
足部への介入が全てではありませんが、『足部から姿勢を変える』という引き出しを自分の臨床の中に持っておくと、臨床展開能力は飛躍的に高まると思います。
このスライドは講演のまとめとして提示しているものです。
僕の講演でお伝えしているものをまとめると、上記に挙げた3つに集約されます。
僕は足部と姿勢の関係性に気づいてから臨床展開能力が飛躍的に高まり、臨床でも良好な結果を残せています。
この考えや理論に興味のある方は是非セミナーにご参加ください。
日時 | テーマ | 主催 |
2月19日 | 姿勢から考える臨床推論 〜足部との協調関係から紐解く〜 | 埼玉臨床研究会 |
3月19日 | 姿勢から考える臨床推論 〜足部との協調関係から紐解く〜 | ASRIN |
3月20日 | 足部と股関節からのアプローチ | メディリハ |
5月21日 | 足部と姿勢の関係性 | tocoS |
このような話に興味を持っていただき、講演依頼などありしたらお問い合わせページからご連絡ください。