僕は平日、訪問看護ステーションに勤務している。
今日は自分が担当している利用者さんの訪問に、職場の先輩が同行してくれた。
病院やデイサービスで勤務している時は感じなかったが、訪問という現場で他人に自分の仕事をみられるのは想像以上に相手の目線を意識する。
いつも通りに自分の仕事をしようと思ったのが、、、
『こんなことをやった方が、○○さんによく思われるかな』
『こんな対応をした方が、○○さん好みかな』 など
目の前の利用者さんではなく、同行している先輩の目線を必要以上に意識してしまった自分がいた。
だいぶ周りの目線を気にしなくなってきたと思っていたけど、まだまだ『自分のことを良く見せたい』という欲求を捨てきれていない自分がいることに気がついた。
おそらく、指摘されたり批判されたりするのが怖いんだと思う。
そんな変わらない自分にガッカリしていると、数年前に『お前はカッコつけすぎている』と言われたことを思い出した。
その時は言われている意味が良くわからなかったけど、現在となってはその人が言わんとしていることが何となくわかる。
僕は自分を守るための手段として、自分を良く見せようとしているのかもしれない。
でも、『他人から良くみられたい』と思わない人間なんているのだろうか??
Instagramが流行り、『インスタ映え』っていう言葉が流行ったのだって、他人から『イイネ』を押してもらいたいというヒトという生物が本来有する承認欲求からきているものだろう。
だとしたら、他人の目線を気にせず、ありのままの自分を出せるようになるにはどうすればいいのか?
その答えはすぐにはでないが、何となく『挫折』したり『失敗』したりする経験を数多く重ねているかどうかがポイントな気がする。
僕が『素敵だな』『飾ってないな』と感じる人は、過去の挫折や失敗をネタとして笑い飛ばせる人に多いからだ。
そう考えると僕は良くも悪くも、大きな挫折や失敗をせずにこれまでの人生を生きてきた。
いや、避けてきたといった方が良いかもしれない。
だから2018年は、失敗や挫折を恐れず様々なことに挑戦していきたい。
そんなことを誓う1日となった。